ベストを尽くすこと

結局、自分のベストを尽くすしか手がない.

「一生懸命」は力及ばずともずっと力を出し続けろという命令口調のようなところがある. しかし、「ベストを尽くす」には、容易に手を引っ込めてもいいという逃げの余地が残されていて、縛りがない.

いつも、そんな自己保存の法則を信じながら、生きてきた気がする.

目標を設定できた場合も、逆に、やるべきことややりたいことがあまりにぼんやりしていて確かな目標を設定できなかった場合でも、それなりに自分のベストを尽くすという思いにブレは生じなかった. ほかにいいアイデアが浮かばなかったというのもあるだろうが、それが自分の生き方の基本姿勢だったように思う.

多分、この先も、同じように生きていくのだろう.

もちろん、目標は達成できた方がいい. しかし、何かを実現することは思いのほか容易でない. したがって、結果や成果によってプロセスを評価するというやり方はまずい. 生き様のほとんどはプロセスそのものだからだ.